
Googleストリートビュー(屋内版)の撮影方法:撮影のポイント編
Googleストリートビュー(屋内版)の撮影方法【初級編】では、必要な資格や機材について紹介しました。中級編では、実際に撮影するときにやらなければいけないことや、注意すべきことなどを紹介していきます。
Googleストリートビュー(屋内版)は各国で品質に差が出ないよう、一定のクオリティを保ったものでなければGoogleに公開をすることができません。今回の記事をしっかり守ることでGoogleのクオリティチェックも通りやすくなるはずなので、参考にしてください。
カメラの高さや明るさ調整は?
Googleストリートビュー(屋内版)の撮影では、魚眼レンズを取付てGoogle推奨のパノラマヘッドを三脚に取り付けて撮影します。パノラマヘッドとは、90度ずつカメラを回転させる為のアダプタのことです。一般的な撮影と異なるポイントが色々あります。
・レンズの高さは150cm
人が歩いているときの視点での撮影が推奨とされているので、地面からレンズまでの高さは約150cmに設定します。この設定で撮影すれば、身長160cmの人の視点で見た写真になるというわけです。
・90°ごとの4方向撮影
360°パノラマ写真にするために、1ポイントにつき90°ごとに4方向を撮影します。露出補正は1方向につき「暗い・普通・明るい」の3パターン。つまり、1ポイントに付き12枚の写真を撮影するということになりますね。
ちなみに、記録画質は一眼レフカメラでL(ラージ/ファイン)で撮影した画像を元画像として使用。三脚を設置したポイント地点の足下は直径約50cm程度が撮影の死角になりますが、死角部分はGoogleにパノラマ写真をアップするときに自動的に塗りつぶされるので、ご安心ください。
撮影ポイントについて
人が歩いている目線で連続した画像にしていくために、Googleでは撮影ポイントについても推奨条件を設定しています。
外の通路と結合することが出来るようにするため
・店の入り口から外の道路まで3mの地点
・店の入り口から外の道路まで1mの地点
・店の入り口から内部へ1mの地点
の3ポイントの撮影が推奨されています。
その他
・室内の端から端までワープするようなポイントでは撮影できない(1m~約5m間隔で撮影が推奨)
・壁を通り抜けるような撮影ポイントは設定できない(壁を迂回するルートで撮影する必要がある)
・撮影ルートは、全てが一筆書きで繋がるイメージで撮影
という条件もあるので、忘れないようにしてください。
その他、撮影時に気を付けること
上記以外にも
・必ずリモートスイッチを使って撮影する(撮影者の影などの問題)
・各ポイントで水平で撮影する必要がある
・32メガピクセル(8,000 ピクセル×4,000 ピクセル)以上でアスペクト比は「2:1」
などの注意点があります。
まとめ|Googleの推奨条件を守って美しいGoogleストリートビュー(屋内版)を撮ろう
Googleストリートビュー(屋内版)の撮影方法が解ったでしょうか。Googleのクオリティチェックをクリアするためには、撮影時のルールを守らなくてはいけません。
これは逆に言えば、ルールさえ守れば比較的自由な演出で撮影できるということです。個性を出せる撮影方法が演出できれば、他のフォトグラファーと差が付けられます。
そのためには基本ルールを「確実に」クリアすることが重要。LIFE STYLEとパートナー契約をすれば、この知識・技術も最短で身につけることが出来ます。
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