
宿泊施設は絶対に「ホテルプログラム」で撮影するべき理由
現在Googleストリートビューは、屋外のみならず様々な施設の屋内撮影も広がっています。その中でも、特殊な構造に対応した特別のプログラムがあります。それが今回ご紹介する、『ホテルプログラム』です。単にたくさんの部屋を紹介するだけではなく、Google上の表示のされかたも特別で、宿泊先を選んでいる方にとても分かりやすい構成になっています。そのためこちらをうまく活用することで、予約数アップも十分見込めます。宿泊施設などをお持ちの方は、是非ご活用ください。
本記事の内容
ホテルを撮影する際の特殊な「ホテルプログラム」 2つの大きな違い
今回ご紹介するホテルプログラムは、「宿泊施設を撮影する際に、最も適した撮影方法」のことで、二つの大きな特徴があります。
1.通常のGoogleストリートビューとは撮影時の規定が異なる
2.予約までの動線があるなど、ユーザーがGoogle上でホテルを探す際、より見やすく情報を提供できること
宿泊施設の撮影はなぜホテルプログラムが良いのか、詳しくご説明いたします。
1.通常の撮影とのホテルプログラムの撮影規定の違い
それでは早速、通常の撮影とホテルプログラムの違いを見てみましょう。
通常のGoogleストリートビューの撮影は「全ての撮影箇所が一筆書きで繋がるように撮影をしなくてはらない」「ドアや段差の前後1mで撮影をしなくてはならない」などの規定があります。
(参照記事:Googleストリートビュー(屋内版)の撮影方法:撮影のポイント編)
しかし、ホテルプログラムでは全ての撮影箇所の導線は繋がず、「エリアごと」に撮影をするという方法をとります。この場合のエリアとは、「シングルタイプの部屋」「ダブルタイプの部屋」「レストラン」「プール」など、使用目的別に区別された設備のことを指します。
つまり、多くの部屋を持つ宿泊施設では、各部屋のタイプに合わせてそれぞれ個別に撮影することができるのです。
2.ストリートビュー上から宿泊予約ができる!
まずはこちらの画像をご覧ください。
2017年2月現在、ホテルの名前を検索するとこんな表示がされます。赤枠の部分に注目すると、なんとここから【宿泊の予約】をすることもできるんです。さらに、「中を見る」というボタンをクリックすることで、施設の内部をバーチャル体験できます。
そして、例えばここから「写真を表示」をクリックしたとしましょう。
こんな画面が表示されます。ここからパノラマ写真をみてもらうことで、より興味を持ってもらえます。
そしてさらに…
赤枠部分をご覧ください。現在ホテルの検索を行うと、このように「設備」「部屋」というように、カテゴリー別に表示が分かれています。これは、宿泊を検討しているユーザーにとっては非常にありがたい情報ですよね。単に「一つの線で撮影をする」のとは異なり、施設ごとに表示を分けたり予約までできてしまったり。
このように様々な「+α」の機能を持つホテルプログラムは、宿泊施設の撮影には絶対に欠かせないものとなっています。
また、Googleストリートビューを導入するなどナレッジグラフの情報を充実させておくことで、いわゆるSEO対策よりも有益な情報提供が可能です。くわしくはこちら(参照記事:SEO対策なんて必要ない!?ナレッジグラフで検索結果のトップに躍り出ろ!)の記事をご覧ください。
ローカル検索結果で優位に立てる!
次にローカル検索結果についてですが、ローカル検索結果がなんたるかはこちらの記事(参照記事:Google検索順位を上げる『ローカルSEO』についてをご覧ください。
検索で上位になることは現在ビジネスを行うにあたって必須の条件ですが、情報を充実させることで得られるメリットはそれだけではありません。
こちらがローカル検索結果の表示画面です。では、この画面で例えば赤矢印が指しているビジネスをクリックしてみましょう。なんとこんなに大きく施設の情報が表示されます!
しかも写真をクリックしてみると・・・
さっきご覧いただいた360度が見れる画面にジャンプします。このように、
見つける → 確認する → 予約する
の一連の流れを完結できてしまうのが、ローカル検索の凄さ。是非活用しましょう!!!!
まとめ
いかがでしたか。このように、たくさんの部屋を持つ宿泊施設では、通常のストリートビューとは撮影方法を変えることによって、ユーザーにより分かりやすい情報提供が可能になります。「見やすい」「分かりやすい」ということは、つまり予約にもつながりやすいということ。
ホテルなどの宿泊施設を運営している方は是非、ホテルプログラムを駆使して、多くの人に自分の施設を訪れてもらいましょう!
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