SEO対策なんて必要ない!?ナレッジグラフで検索結果のトップに躍り出ろ!

筆者: 編集部

サイトを運営していたりネット上で自分のビジネスを広めたいと思うとき、一番最初に頭に浮かぶのはSEO(Search Engine Optimization)、つまり検索で上位に表示されることでしょう。しかし今、SEOよりさらに威力を発揮しているサービスがあることをご存知ですか?それは、『ナレッジグラフ』。
 
今回は、これからのネットでの情報発信に欠かせないナレッジグラフの徹底解説です。

ナレッジグラフについて

そもそも「ナレッジグラフ」とは何でしょう。まずはWikipediaの情報をご覧ください。
 
“ナレッジグラフ(英語:Knowledge Graph)は、様々な情報源から収集したセマンティック検索情報を用いて検索エンジンの検索結果を拡張するためにGoogleが使用する知識ベースである。2012年5月16日にGoogleが発表し、同年ナレッジグラフ表示機能が米国版から順次検索エンジンに追加された。ナレッジグラフは、他のサイトへのリンク一覧に加えて特定のトピックに関する構造化された詳細情報を提供する。その目的は、検索エンジンの利用者が他のサイトを見て回り自分で情報を収集・整理しなくても、疑問を解決できるようにすることである。

引用元:Wikipedia「ナレッジグラフ」”
 
文字で書いてあるとよく分かりませんね。要は、Googleの検索結果で表示されるこれのことです。基本的にパソコン画面であれば右側に表示されますので、よく目にしてるのではないでしょうか?
 
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ナレッジグラフの魅力

ナレッジグラフは2012年5月、Googleが「検索利用者が有益な情報を容易に探し出せるように」と開始したサービスです。それ以前は検索しても、下にあるテキスト情報しか表示されませんでした。
 
例えば「AI」という言葉には”AI(人工知能)”や”AI(アメリカ合衆国生まれ鹿児島育ちの歌手)”など、様々な意味があります。Googleで検索をすると、過去の検索ヒストリーから検索利用者にとってより利便性の高い情報をGoogleが自動的に選び出し、検索画面上に表示します。
 
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右側のナレッジグラフを見て頂くと分かる通り、単なるテキスト情報だけではなく、画像やまとめサイトからの引用、飲食店だったら地図やGoogleストリートビューなども表示され、あらゆる角度から情報を伝えてくれるのです。これは、過去の「単なるテキストによる説明」に比べ、画期的に分かりやすいと思いませんか?
 
さらに最大の魅力はご覧の通り、どんな検索結果よりも一番上に一番大きく表示されることです!ちなみにスマートフォンの場合は下図のように一番上に表示されています。
 
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つまり、最初に話を戻すと、どんなにホームページのアクセス数を増やす努力をしてSEO対策を行っていても、ナレッジグラフの情報の有益さには敵わないのです!
 
ナレッジグラフは他にも、検索画面上から直接電話を掛けることができたり、現在地からの経路を調べられたり、ホームページにジャンプさせることができます。名前は知られていなくてもGoogle利用者ならこの機能は誰でも一度は使ったことがあるでしょう。

ナレッジグラフに載せられる情報は?

ナレッジグラフには著名人、自然科学、エンターテイメント、場所(お店など)のような様々なジャンルがありますが、今回はGoogleストリートビューに関連する場所(お店)について焦点を当ててご説明しましょう。
 
Googleがより有益な情報を表示させるために日々改善を行っていることから、表示される項目は変化していますが、2016年12月現在、基本的にお店については下記の情報が表示されます。
 
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この情報は何処から引き出しているのか?

ここまで話すと、いかにこの「ナレッジグラフ」の情報が重要なものかがお分かり頂けましたか?そこで必要になるのが、ナレッジグラフの充実です。このナレッジグラフはGoogleマイビジネスから情報を引き出して公開されています。
 
つまり、ナレッジグラフを充実させるためには、Googleマイビジネスの情報のアップデートをしっかりと行えば良いのですね。
 
※Googleマイビジネスの仕組みやGoogleマイビジネスを自由に編集するためのビジネスオーナー登録の方法はこちらから
Googleマイビジネスとは
Googleマイビジネスを編集するための「ビジネスオーナー登録」について
 
また、情報の編集はビジネスのオーナーだけでなく、「情報の修正を提案」からどなたでも修正依頼をGoogleに申請することができます。(反映に時間がかかったり、申請が却下となる場合もあるのでご注意ください)
 
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修正依頼の方法は下記の記事にも詳しく説明されています。
Googleマイビジネス|マイビジネスが2つ存在した場合の対処方法
 
一つ注意して欲しいのは、写真やストリートビューについてはGooglgleマイビジネスより追加することができますが、ナレッジグラフに表示される写真・ストリートビューは指定することができないということ。Googleが有益な情報と判断した画像を自動的に選択して表示させるため、「これがお客様の目に触れて欲しい」というベストな写真のみを使うことをおすすめします。

ナレッジグラフを表示させるには

ここまでは、ナレッジグラフの有用性や使い方をご説明してきました。次は、「ナレッジグラフが機能していない場合」の対策です。

ナレッジグラフが表示されない場合はどんな時?

まず、ナレッジグラフは上記で述べた通り、検索者にとって有益な情報と判断された情報が表示されます。したがって開店したばかりのお店や店舗情報が薄い場合は、他の「有益」と判断されたお店のナレッジグラフが表示されたり、表示自体がされない場合もあります。
 
またナレッジグラフの表示は店舗やお店そのものの情報だけでなく、Googleアカウント(検索者)の属性や過去の検索履歴なども一つの要因になります。つまりGoogleにログインしているアカウントが「過去にどういったものを検索したか」「今、『どこから』検索をしているのか」によっても表示の仕方が変わってくるのです。
 
検索している人の過去の検索履歴にまで影響されるとなると、もうコントロールが難しい領域になりますね。Googleってなんて賢いのでしょうか!

表示させたい場合どうすればよいか?

ナレッジグラフの表示には様々な要因が絡みますが、「検索する人の条件にも左右されるのか」と諦めてはいけません。ナレッジグラフをきちんと表示させるために、ローカル検索と同様、ナレッジグラフの店舗情報を濃くして、Googleに有益な情報だと判断させましょう。
 
Googleマイビジネスのオーナー登録後、Googleは下記の作業を行うことを公式に推奨しています。Googleが発表しているからには、下記情報を充実させれば「有益な情報」と判断され、実際にお店や会社を知らない様々な人にしっかりと魅力を伝えられるというわけですね。
 
・詳細なデータを入力
・営業時間の情報を正確に保つ
・クチコミの管理と返信
・写真を追加
 
Googleマイビジネスの情報の充実について、詳しくはこちらのページを参照してください。
Googleマイビジネスを使ってローカル検索結果の掲載順位を上げるためには
 
またGoogleストリートビューを導入することも店舗情報を濃くする非常に有効な手段になります!
 

 
誰だって初めて行くお店や場所は、店内の様子や雰囲気を知りたいですよね。GoogleストリートビューはGoogleのサービスであるから高く評価されるのはもちろん、お店を知らない人に対して最もたくさんの情報を与えるツールと言えるでしょう。

上記の作業を行っても表示されない!

ここまでのことを全て試してもナレッジグラフが表示されない。そんな時は、ナレッジグラフは一度諦めて、SEO対策をしっかりと行い知名度を上げましょう。
 
何年もの間、様々な企業がSEO対策にしのぎを削ってきましたが、ここ数年の傾向として「コンテンツの充実」が有効であることがGoogleからも発表されています。つまり、単に住所や電話番号などを載せるだけではなく、お店にまつわる裏話や紹介など、たくさんの「関連する情報」を載せてください。
タグや外部リンクで操作するよりも、コンテンツの充実が今はSEO対策には最も有効です。
 
このようにコンテンツを充実させてSEO対策に効果が集客力や知名度が上がってきたら、ナレッジグラフも作成できるようになるかもしれませんね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?ナレッジグラフという言葉を知らなかった人も見たことはあったと思います。ということはそれだけ普段からユーザーの目に留まっているということです。
 
ナレッジグラフをよく理解し、上手に活用してお店の来客数を増やしましょう。こちらの記事を読んで、「Googleストリートビューを導入したいな」「詳しく知りたいな」と思ったらぜひお問い合せください。

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