
Googleストリートビューで人の顔のぼかしを外す方法とは?|肖像権同意書について
普段、皆さんがよく目にする公道のGoogleストリートビュー。うっかり写り込んでしまった人の顔や車のナンバープレートなどの個人が特定できる情報には、ぼかしがかかっていることをご存知ですか?これはGoogle側が、撮影した画像から人の顔などを検出して自動でぼかしを入れているからです。気付かぬうちに、近所を歩いているボーッとした顔が世界に公開されたりしたら誰だって嫌ですよね。
しかし、自動で行っていることなのでたまには漏れてしまうこともあるので、そんな場合のためにもGoogleはきちんと「問題の報告」というフォームを設けています。上の画像のように、ストリートビューの左上にあるボタンをクリックして手続きを踏むことで、ぼかし処理の依頼は終了!これはもちろん、プライバシーの保護や個人情報を守るためでもあります。
しかし、同じGoogleストリートビューでも、屋内版ストリートビューでは、人のぼかしを外して公開できる事をご存じでしょうか。
Googleストリートビューにおけるぼかし(モザイク)とは?
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓
このように普段よく目にするストリートビューには、一人一人の顔に誰か特定できないようなぼかしがかかっています。公道のストリートビューの撮影はゲリラ的に行われるため、意図せず映り込んでしまった人も多く、いちいち確認等も取ることはできません。そのために、一斉にモザイクをかけているのです。以下に、原則ぼかしのかかる対象をまとめました。
【ぼかしのかかる対象】
・人の顔
・車のナンバープレート
・壁などに貼られている顔が写っている写真(スタッフ紹介など)
・人の名前が分かる名札、表札など
・パソコンの画面(一部)
※表彰状(トロフィー、賞状など)、広告物(ポスター、記事など)、著名人が写っているものにはぼかしはかけません。
以上のように、プライバシーの観点から個人を特定できる可能性のある情報にはぼかしがかかるようになっています。しかし、「お金を払って撮影を依頼している」屋内版のストリートビューでも、人の顔のぼかしは必須でしょうか?施設や店舗の雰囲気を伝えるのと同じように、そこにいる人たちの表情を見せたいという方もいるはずですよね。
ぼかしを外す方法|肖像権同意書とは?
実は屋内版のストリートビュー公開前に、施設・店舗のオーナーや代表者が「肖像権同意書」という書類にサインすれば「人の顔」に限定してぼかしを外して公開することができます。肖像権同意書とは、簡単に言うとストリートビューに顔が写っても訴えませんよとサインをすることです。ちなみに公開後にぼかしを追加したり外したりすることは出来ませんのでご注意下さい。
こうしてぼかしを外すための手続きを踏むことで、その施設・店舗の敷地内においてはぼかし無しでの撮影を行うことができます。
実際の事例
ぼかしを外すことで、Googleストリートビューの見せ方の幅も一気に広がりました!どんなユニークな使い方ができるのか、実際に「顔出し」をしているストリートビューを見てみましょう。
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こちらのフィットネスクラブは女性従業員が店舗のご案内をしています。笑顔でストレッチをしている姿からお店の明るい雰囲気が伝わってきますね。この顔がボカシだと、だいぶ雰囲気が変わると思いませんか?
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こちらの制作会社はストーリー仕立てになっているのでしょうか。進むにつれて様々なポーズで写っています。とてもクリエイティブな作品を作ってくれそうですね。
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こちらの女性専用エステは綺麗なお姉さんがたくさんいます。実際に施術する人が見れると安心して訪れることができますね。
まとめ
いかがでしたか。屋内版のストリートビューはお店だけではなく、人の魅力ある表情を伝えることもできるのです。ストリートビューの導入を検討している方は是非、スタッフや社員の顔を出しながら「より効果的なPR手段」として活用されることをおすすめします。まだまだこの方法を使っている企業さんは少ないので、狙い目ですよ!
こちらの記事を読んで、「Googleストリートビューを導入したいな」「詳しく知りたいな」と思ったらどうぞお問い合せください。
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