
松山市内にある”坊ちゃん”関連の場所をストリートビューでチェック!
(引用元:Wikipedia)
愛媛・松山を舞台に展開される作品と聞いてまず脳裏に思い浮かぶものと言えば、夏目漱石の代表作『坊ちゃん』ではないでしょうか。主人公の坊ちゃんをはじめ、山嵐、マドンナ、うらなり、赤シャツ、野だいこといったユニークな登場人物が印象的な作品です。ドラマや映画化を度々実現しており、2016年には嵐の二宮和也さん主演で話題になりました。そんな『坊ちゃん』は今や世代を超えて愛される存在となっています。
明治時代の人気小説『坊ちゃん』は、著者である夏目漱石自身が実際に松山中学(現在の愛媛県立松山東高等学校)に1年間赴任していた時の体験をもとに描かれた物語。そのため、物語には当時松山に実際に存在していた場所が登場しています。例えば、『坊ちゃん』に出てくる住田の温泉とは道後温泉、主人公の下宿先は実際に漱石自身が下宿していたという県美術館分館近辺にある骨董商の家を指します。こちらではストリートビューを通じて、松山市内にある“坊ちゃん”関連の場所を紹介していきます。
『坊ちゃん』のメイン舞台となった学校
『坊ちゃん』と言えば、やはりメイン舞台である松山中学を外すことはできません。多くのガイドブックなどでは現在の愛媛県立松山東高等学校として紹介されることが多いようですね。こちらは、松山中学こと、愛媛県立松山東高等学校前のストリートビューです。
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県下一の進学校として知られており、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏、高浜虚子、正岡子規など、数多くの著名人を輩出しています。
ちなみに、こちらは夏目漱石が赴任当時の場所ではありません。『坊ちゃん』の物語が展開されたのは移転前の松山中学、つまり現在のNTT西日本愛媛支店辺りとされています。
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こちらは『坊ちゃん』の登場人物の間で憧れの存在であったマドンナが通っていたとされる松山東雲中学・高等学校です。
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マドンナのモデルとなったのは、当時この学校に通っていた遠田ステさん。非常に美しく聡明な方で、創立1周年の開校式の時には代表で祝辞を読んだとか。ちなみに、テレビなどで活躍中のお笑いタレント、友近さんは松山東雲中学・高等学校の卒業生のひとりです。
松山市内にある”坊ちゃん”の名を冠した施設の数々
松山市内には、”坊ちゃん”の名を冠した施設が多数存在します。ただ単に”坊ちゃん”と付くだけで、夏目漱石の小説『坊ちゃん』と直接的に結びついているというわけではありません。
①坊ちゃん広場
まず、“坊ちゃん広場”です。松山市内には“坊ちゃん広場”が2ヶ所ありますが、こちらは伊予鉄道の松山市駅前にある“坊ちゃん広場”です。
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一方、もう1ヶ所の“坊ちゃん広場”は道後にあります。そのため、両者を区別すべく“道後坊ちゃん広場”と呼ばれています。“道後坊ちゃん広場”とは、旅行ガイドブックでもお馴染みの道後温泉本館横の広いスペースを指します。
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道後温泉本館前には、明治期の主要な交通手段であった人力車の模型が展示されています。それから、ストリートビューには「一六タルト」と書かれたお店があります。ここのお店では、『坊ちゃん』に登場する個性豊かな人々が描かれたパッケージに愛媛ならではのお菓子を詰め込んだお土産品、その名も『坊ちゃんとおかしな仲間たち』を提供しています。会社の同僚や友人への贈り物にいかがでしょうか。
一六本舗 道後店
電話:089-943-0016
住所:愛媛県松山市道後湯之町20-15
公式HP
②坊ちゃんスタジアム
続いて、プロ・アマを問わず数々の野球の試合が繰り広げられている「坊ちゃんスタジアム」です。
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坊ちゃん球場は日本国内でも数少ないバリアフリーに対応した野球場で、内野から外野までの移動がスムーズです。松山中央公園内にあり、サブ野球場として「マドンナスタジアム」が併設されています。
坊ちゃんスタジアム
電話:089-965-3000
住所:愛媛県松山市市坪西町625番地の1
公式HP
③坊ちゃん劇場
最後に、西日本初の地域文化発信の場として2006年にオープンした「坊ちゃん劇場」です。建物には「坊ちゃん劇場」の文字が記されていますね。
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坊ちゃん劇場では、「愛媛」「四国」「瀬戸内」をテーマとした作品が上演されています。2016年には坊ちゃん劇場10周年を記念し、四国遍路で出会った若者と亡霊との物語を軽快に描いた『お遍路さんどうぞ』が披露されました。
坊ちゃん劇場
電話:089-955-1174
住所:愛媛県東温市見奈良1125
公式HP
まとめ
愛媛県松山市は、明治時代の人気小説『坊ちゃん』の舞台にもなった四国の中核都市です。松山市内および郊外には、”坊ちゃん”を冠する施設が多数存在します。ここで紹介したものはごく一部に過ぎませんが、松山へ出向いた際に”坊ちゃん”の名の付いた施設や場所を探してみるのも面白そうですね。
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