
口コミのプロになる?思い出をGoogleマップでシェアする「ローカルガイド」とは
美味しいものを食べたり素敵な場所へ行ったら、ついSNSなどでシェアしたくなりますよね。皆さんはどこでシェアしますか?Twitter?Facebook?最近はインスタ派も増えていますよね。
私も美味しかったものや素敵な場所などをシェアするのが好きなのですが、大量に撮った写真の中から探すのなんて面倒…そんな時にピッタリなのがGoogleのローカルガイドです。ローカルガイドは自分のページにシェアするのではなく、簡単に言うとGoogleのページ作りに参加しているような面白さ。しかも参加度合いによって自分のレベルが上がっていくゲーム的な楽しさもあるんですよ。早速ご紹介しましょう。
本記事の内容
口コミのプロ?ローカルガイドについて
そもそもGoogleで登録できる「ローカルガイド」ってなんでしょうか?Googleのホームページには「ローカルガイド プログラムを使えば、地元の隠れたおすすめスポットをみんなに教えてあげることができます」と書かれています。つまり、個人がGoogle上で色々なお店や情報をシェアする、ガイドさん。
ローカルガイドに登録することでGoogleマップに登録されているビジネス情報に写真のクチコミや写真の投稿の、場所の追加、編集、情報の更新をすることができるようになります。また、自分が投稿した口コミはお店のナレッジグラフから見れるのはもちろん、あなたのページに「投稿一覧」として表示されます。
さらには、ゲームのように投稿することによってポイントが加算されていきユーザのレベルが上がり、特典を受けられるようになるのでついついはまってしまいます。ちなみに私は現在レベル4でございます!
ローカルガイドの目的と歴史
個人的にも楽しめるローカルガイド、一体いつ頃、何の目的で生まれたサービスなのでしょうか。今から10年近く前の2008年、GoogleはGoogleマップの情報をより充実させユーザにとって有益な情報を発信するために、一般ユーザーでも手を加えられる地図編集ツールである「マップメーカー」というサービスを発表しました。
しかし2015年2月に、よりユーザーが参加しやすいレビューサービス「ローカルガイド」がスタートしたため、マップメーカーは2017年3月に終了すると同時にローカルガイドと統合されます。
つまり、Google側の目的は、ユーザー個々人がローカルガイドで自分のお気に入りのお店を積極的に発信をしたりレビューを書いたりすることで、Googleマップの情報を充実させようというものなのです。そこに、個人が楽しめるポイント制を導入したところがローカルガイドの広がりに大きな役割を果たしているんですね。
↑自分が書いたクチコミは、こんな風に表示されます。
ローカルガイドのポイントを獲得する5つの方法
せっかくローカルガイドになるならレベルを上げていきたいところですが、やみくもに口コミを書いても、Googleの評価対象にはなりません。Googleがどんなところを見ているのか、具体的にご紹介します。
写真のアップロード
まずは一番の基本、「写真のアップロード」です。Googleマップはスマートフォンの位置情報をONにすることによって自分が訪れた場所を自動的に察知してくれるので、写真を撮影しアップロードするだけ!手順は以下の通りです。
1. 赤丸をタップします
2. [自分の投稿]をタップ
3. 下にスライド
4. 自分が訪れた場所を評価します
5. この画面で写真とクチコミを投稿できます。
「正しいクチコミ」を共有
ローカルガイドレベルの口コミを書くにあたって優れた口コミも必要になります。Googleが判断する優れた「クチコミ」の条件とは?
1. わかりやすく、参考になる情報を提供する。
2. 嘘を書かない
3. 敬意を忘れない
4. 一般的な説明ではなく、個人の感想などの入ったクチコミを書く
5. 体裁を整える
(ローカルガイドへルプから抜粋)
Googleではユーザーの意見を尊重していますが、ローカルのクチコミはあくまで「ローカル情報」。社会的または政治的な主張は、ブログやソーシャル ネットワークなど、他のフォーラムに投稿するほうが適している、とGoogle考えていますので、ご注意ください。
上記の5つを守って正しい情報をアップしていきましょう!
書きたい場所がまだなかったら、自分で新しい場所を追加
紹介したい場所がGoogleに登録がされていない時は、ローカルガイドが自分でGoogleマップに登録することができます。基本的にはGoogleマイビジネスはGoogleまたはビジネスオーナーが作成しますが、ローカルガイドが作成することもできるのです。(追加しても反映までに時間がかかる上に、誤った情報を登録しようとしてもGoogleに反映されません)
ただこの場合は、Googleから確認のハガキが届いた場所に地図上の「ピン」が立つので、自分がローカルガイドを開設したいお店に、ハガキが届く旨を伝えるなど厄介な手順も。そこまでしてでも「このお店をみんなに知ってほしい!」と思ったら、ぜひチャレンジしてみましょう。
参考記事:Googleマイビジネスとは
誤った情報を正しく修正
すでに登録されているビジネスの情報が誤っていた場合、ユーザがGoogleへ報告をすることができます。情報が誤っている原因は、大きく分けて5つあります。
・閉業または移転しているか、存在しない
・名前が間違っている
・住所やマーカーの位置が間違っている
・カテゴリが間違っている
・電話番号、ウェブサイト、営業時間が間違っている
これらも一般ユーザが編集の報告をした場合は、Googleマップに反映されるまで時間がかかりますのでご注意ください。
参考記事:Googleマイビジネスを編集するための「ビジネスオーナー登録」について
質問に答える
自分が訪れたビジネス(お店やレストランなど)について、数十個の質問が出題されます。これにきちんと回答することによってポイントを獲得することができます。
獲得ポイントの内訳
以上が、クチコミを書いたり情報を公開する際に気をつけるべき5つのポイントです。それでは、これらを守った結果、どうなるのでしょうか?
獲得ポイントの内訳
・同じ場所の写真 1 枚以上をアップロードする = 1 ポイント
・同じ場所の写真 2 枚 + クチコミ 1 件をアップロードする = 2 ポイント
・5つの異なる場所の 5 件のクチコミを投稿する = 5 ポイント
・同じ場所についてのローカルな質問に 1 件以上回答する = 1 ポイント
・同じ場所を 1 回以上編集する = 1 ポイント
・新しい場所を追加する = 1 ポイント
基準が明確になっているのは、ポイントアップを狙う際には嬉しいですね。
特典
それでは最後に、ポイント&レベルアップでどんな特典があるかをご紹介します。
■レベル1(0ポイント以上)
・月刊ニュースレターでお得な情報を入手できます
・Google 主催のワークショップやハングアウトに参加できます
・ローカルガイド限定のコンテストに参加できます(一部の国のみ)
。ローカルガイド コネクトの会話に参加できます
■レベル2(5ポイント以上)
・Google の新しいサービスや機能を一般リリース前に試用できます
・交流会を企画し、ローカルガイドのカレンダーで宣伝できます
■レベル3(50ポイント以上)
・Google マップでローカルガイド バッジが表示され、存在感をアピールできます
・非公式コミュニティ(https://goo.gl/FMPyzk)で紹介されます
■レベル4(200ポイント以上)
・Google ドライブ ストレージを 1 年間無料で利用できます
・Google 公式オンライン チャンネル(Google+、Facebook、Twitter など)で紹介されます
■レベル5(500ポイント以上)
・一般リリース前に Google の新しいサービスや機能をテストする Trusted Testing に参加できます
・レベル 5 ローカルガイド サミットへの参加を申し込めます
なかなかの特典ですね。ちなみにレベルが上がるとお知らせメールが届きます!なんだか強くなった気がしてうれしいですよ(笑)
まとめ
ローカルガイドが気に入ったお店の高い評価、具体的なクチコミを書くことは、情報を探すユーザだけでなく、お店にとっても非常に良い効果があります。素晴らしいPRになる上に、何よりローカルSEOにも有効なツールにもなっています!
参考:Google検索順位を上げる『ローカルSEO』について
自分が気に入ったお店、「みんなに伝えたいな」と思った正しい情報をアップすることによって、ユーザにもお店にもより良い効果をもたらしてくれるサービスそれが、ローカルガイドです。レベルが上がってくことも楽しいのでみなさんも是非やってみてはいかがでしょうか?現在私はレベル4なのでレベル5を目標に頑張ります!
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