【ITベンチャーおしゃれオフィス20選】株式会社フルスピード

筆者: 編集部

特別企画「ITベンチャーおしゃれオフィス20選」第8回となる今回は、「株式会社フルスピード」にお邪魔してきました。
 
同社はインターネット広告代理店としてリスティング広告やアフィリエイト広告、さらにソーシャルメディアマーケティングやSEO(Search Engine Optimization)など多角的にサービスを提供しています。中でもSEOサービスは、SEO黎明期から事業を続けています。現在では当たり前となった成功報酬型のSEO対策サービスも、業界の先陣を切って2002年から提供を開始。最近はスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)の開発も手がけています。
 
今回はフルスピードの代表取締役を務める友松功一氏のお話をお聞きしました。オフィスに対するこだわり、メンバーに共通する特徴などについてお話しいただきました。
 
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株式会社フルスピード 代表取締役 友松功一氏

フルスピードの強みを表現したオフィス

――「オフィス」という空間についてどのようにお考えでしょうか?
 
友松功一氏(以下:友松):オフィスは会社のブランドイメージ形成につながると思っています。フルスピードは、技術の高さを武器の一つとしてインターネット広告事業を進めてきました。その強みをオフィスという空間で表現すべきだと思い、あるべき姿を考えました。その結果、現在のオフィスのような「テクノロジー感」が溢れるようなオフィスにしようとなりました。
 
「テクノロジー感」と申しましたが、「近未来的」とも言い換えることができるかもしれません。具体的は、オフィスの内装はモノトーンを基調として、清潔感を出しました。また、所々にシルバーの金属素材を組み合わせることで、「テクノロジー」を連想させるように考えました。
 
顧客のみなさんが打ち合わせで来社されたときや、人材採用で候補者の方がオフィスにお越しになったときなどに、このオフィスをご覧頂いてフルスピードの雰囲気や、事業内容を感じて頂ければと思っています。
 
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フルスピード本社オフィスのエントランス。モノトーンに金属素材のシルバーを合わせることで「テクノロジー感」を表現しています。
 
――働くメンバーの皆さんにとって「良いオフィス」とはどのようなものだと思いますか?
 
友松:まず、「営業が働きやすい空間」「エンジニアが働きやすい空間」など、メンバーそれぞれにとって違う形の「良いオフィス」があると思います。このオフィスを作るときは「全員にとって働きやすい空間」をいかにして提供するかということを考えました。一部の社員が特に喜ぶようなオフィスではなく、全員にとって喜ばしい空間です。その結果、色遣いはシンプルに白を基調とし、より多くの人が心地よいと感じる空間としました。特に、各会議室は居心地が良い空間に仕上がっていると思います。終業後に場所を変えて集中して作業するために、会議室に移動して作業しているメンバーをよく見ます。
 
ワークスペースにも「全員にとって働きやすい空間」となるような工夫を加えています。各メンバーが使うデスクの奥行きを短くしたのです。一般的なオフィス用デスクはデスクトップPCを置くことを想定しているので、奥行きが120cmほどあります。このデスクにノートPCを置くと、奥に余分なスペースができますよね。奥行きが余分にあると、書類を雑然と置いてしまうということにもなると思います。
 
そこでデスクの奥行きを10センチずつ短くして、居住スペースを確保することを考えました。フルスピードのワークスペースにはデスクが40列近く並んでいます。デスクの奥行きを短縮することで、4m近いスペースを確保できました。このスペースを利用してデスクの間の通路を広げたのです。通路を広げることで、ワークスペース内での移動が楽になりました。また、仕事に集中しているときに誰かが背後を通過しても、集中力を途切れさせることなく仕事に取り組めるようになったと思います。
 
拡大した居住スペースの用途はもう1つあります。メンバーが増えたときに、ワークスペースを増床することなくデスクを1列追加できます。結果として、コスト圧縮につながります。

成長意欲と誠意をもったメンバー

――人員採用時のカギとなりそうなことをお聞きします。現在働いているメンバーのみなさんに共通する特徴は何かありますか?
 
友松:キーワードが2つあると思います。1つは社員の成長意欲が高いことです。フルスピードはまだまだベンチャー企業だと思っています。メンバーの平均年齢も20代後半と若いです。メンバーはみな、社会人としての20代の過ごし方によって今後の人生の基盤が変わると思っています。そして、20代をどのように過ごそうかと真剣に考えています。限界を作らずに、自分を成長させ続けたいという強い意思を持っているメンバーが多いですね。
 
2つ目はクライアント、社内など、どのような人を相手にしても誠意を持って対応できる人が多いという点です。仕事をする上で、自分の意見を押し通すだけではなく、相手の意見を尊重することは大切なことです。成長意欲の高さと誠意は採用において、とても意識しています。
 
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「社内でも特に居心地が良い空間」と友松氏が語る会議室の様子。友松氏自身もここで資料作成やプレゼンのリハーサルをするとのこと。

ユーザーに有益な情報を提供して、広告収益を得る

――今後、どのような方向に事業を展開される予定でしょうか?
 
友松:現在はインターネット広告代理店が事業の中心にありますが、これに加えてスマートフォン向けアプリの事業を強化していきたいと思っています。アプリ事業は、スマートフォン向けのマーケティング事業だと読んでいます。情報を活用して人々の生活をより便利にするアプリを展開していきたいですね。ユーザーを集めてユーザー・メリットを提供することはもちろん、ユーザーに有益な情報を提供し、広告収益を得るというビジネスモデルを展開していきたいと考えています。
 
――現在はどのようなアプリを提供されているのでしょうか?
 
友松:例えば、忙しい夫婦に向けた「Taskul Life」というタスク管理アプリを提供しています。買い物や掃除、公共機関への届け出、子供の世話など、夫婦二人でやらなければならないことはたくさんあると思います。忙しい二人の生活をサポートするのがこの「Taskul Life」です。
 
特徴は3つ。1つ目は、夫婦二人で処理しなければならないこと、つまりタスクが一目で分かること。2つ目はお願いしたいタスクを思い付いたときに、簡単に相手にお願いする機能を提供していること。3つ目はスタンプです。スタンプを利用して、タスクの完了を報告したり、感謝の気持ちを伝えることができます。普段何気なく交わしている夫婦間のコミュニケーションを、「Taskul Life」で目に見える、形に残るものにして二人の生活をより良いものにして頂ければと思います。

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