
【ITベンチャーおしゃれオフィス20選】レバレジーズ株式会社
特別企画「ITベンチャーおしゃれオフィス20選」第9回となる今回は「レバレジーズ株式会社」にお邪魔してきました。2005年創業の企業で、現在はIT、Web業界でのキャリア支援サービス「レバテック」、看護師向けの転職支援サービス「看護のお仕事」といった人材事業、またITエンジニア向けQ&Aサイト「テラテイル」などのWebメディアを展開しています。
また、変化の激しいインターネット業界において、創業から10年で年商120億円を超える企業に成長したことでも注目を集めています。今回はレバレジーズの代表を務める岩槻知秀氏に取材しました。自らデザイン、レイアウトをすべて考えたというオフィスや、今後の事業展開などについて語っていただきました。
レバレジーズ株式会社 代表取締役 岩槻知秀氏
オフィスのデザインを自身で考える
――現在のオフィスを作るときに、特にこだわったところについてお聞かせ下さい。
岩槻知秀氏(以下:岩槻):大きく2点あります。1つ目は「緑の多いオフィス」です。エントランスのすぐそばにあるオープン・スペースは、壁面に植物を飾り、床には木材を敷きました。木材を選ぶのにかなり時間をかけました。木材には、カタログでは伝わらない独特の暖かみや質感があり、実物サンプルを50種類ほど取り寄せて、1カ月かけて自分の目で確認して選びました。植物や木材を取り入ることによって、暖かみを感じられるオフィスになったと思います。
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エントランスのすぐそばにあるオープン・スペース。壁面を植物で覆っている。床の木材は岩槻氏自ら選んだもの。
2つ目は、エントランス近くにある照明のインテリアです。私がとても気に入っているもので、このインテリアが映えるオフィスにしたいと考えました。実はオフィスのレイアウトやデザインも私が自分で細かいところまで決めました。移転前のオフィスでも、レイアウトやデザインは外注にはあまり頼らず自分ですべて考えていました。
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岩槻氏お気に入りの照明のインテリア。これが映えるオフィスにしたかったとのこと。
――オフィスを拝見すると、緑が多いということも感じられますが、それだけではないような気がします。
岩槻:レバレジーズのコンセプトである「Be smart」に「暖かみ」を加え、「カッコ良く、人の暖かみを感じる」オフィスを作りたいと考えました。金属などの無機質な素材であれば、クールでかっこいい印象を出すことはできると思うのですが、レバレジーズのオフィスでは「暖かみ」を表現したいとあれこれ考えていました。植物や木材を使うことでカッコよさと暖かみの両方を感じられるオフィスに仕上がったと思います。
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木のテーブルを使った会議室。モノトーンを基調にした部屋の中で、暖かみを出している。
自身の責任を果たした上での自由
――人の暖かみを感じるオフィスで活動しているレバレジーズはどのような会社になっていると思いますか?
岩槻:レバレジーズは自由な社風だと思います。自由といっても好き勝手に行動できるという意味ではなく、社員は自分の責任を果たした上で自由に動いていると思います。ちなみに当社では、採用や新規事業などにおいて人を選ぶ基準を「信頼」「知性」「情熱」の3点と決めています。自由に動いてもらう前に、社会人として信頼でき、尊敬できる知性を持っていて、仕事に対する情熱がなければならないということです。
また、社員の意見や提案は一つひとつ真摯に受け止めるようにしています。社内からの提案や異動の希望などにも柔軟に対応できる環境にしておきたいと考えていますし、実際にそのような環境を作ることができていると思います。一方で、評価制度では、厳格性と公平性を追求しています。社員が自由に動けることや、柔軟な社内体制など、社員にとって働きやすい環境を作ることはとても大切ですが、評価制度については、中長期的な視点が重要であり、たんに社員にとって優しいだけというわけにはいきませんからね。
IT×医療の分野で世界に展開していく
――今後はどのように事業を展開されたいと思っていますか?
岩槻:現在は日本とベトナムでビジネスを展開していますが、今後は北米やアジアなどに広げて行きたいと思います。アメリカに「ゼネラル・エレクトリック(通称:GE)」という大きな企業があります。GEはそれぞれ関連のない事業を手広く展開している「コングロマリット」として有名です。
将来的には、レバレジーズもコングロマリットのように発展させていきたいと思っています。その前段階として、日本だけでなく海外でもメディア事業を展開していきたいですね。特定の国に情報が偏在し、非対称性を作っている現在の状況を10年から15年かけて、解消していくことが当面の目標です。
――海外展開に力を入れる理由を、もう少し詳しくお聞かせ下さい。
岩槻:Webメディアという分野で、先進10カ国の競合他社について調べてみたのですが、Webメディア業界の競争は日本が一番激しいと感じました。日本に比べ、外国のWebメディア市場は1企業が大きなシェアを持っている状況ですので、そことの差別化ができれば大きくシェアを取れる可能性が十分にあると考えています。
また日本だけでなく、世界中で高齢化が進んでいます。ITと医療を事業の軸として、高齢化など社会が抱える問題を解決するような事業を展開していきたいと思っています。
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