2007年に開始されたGoogleストリートビュー。当初は撮影できる場所は公道だけでしたが、2011年に屋内の撮影も開始されて以降、世界各地の様々な地域、施設などで撮影がされています。広い世界で見渡すと「え、そんなところ、一体どうやって撮影したの！？」と驚くような場所のGoogleストリートビューもたくさん。
そんな場所の撮影裏話をご紹介する「どうやって撮影しているの？」シリーズ。今回は「日本文化の象徴・富士山」の撮影秘話に迫ります。
「どうやって撮影しているの？！」シリーズ
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富士山ってどんな山？
日本人で富士山のことを知らない人はいないでしょう。日本で最も高く、有名な山である富士山。2013年には日本で13番目となる世界遺産に選ばれました。そんな日本の象徴とも言える富士山は様々な顔をもって我々を試します。芸術作品に代表するような荘厳な顔や、自然豊かな霊峰としての美しい姿。そしてもちろん、困難な道のりを持って登山家たちの前にそびえる厳しく危険な顔もあります。
富士山に登ろうと思うなら、4つのルートから自分の登るルートを選ぶ必要があります。それぞれ「吉田ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」という名前が付けられており、ルートによって道中もガラリと変わってくるのです。比較的登りやすいとされているルートは山小屋の多さなどから「吉田ルート」と言われていますが、それでも山頂に近づけば急な斜面の岩場が多く、決して簡単な登り道ではありません。
どのルートにも共通して言えることは、山の変わりやすい天気に対応できるような準備、必要な装備の用意、ゆとりのある工程の計画など、登り始める前の段階が最も大事であるということです。特に初めて登る人にとってはあとどれくらい登流必要があるのかわからないという不安が、体力だけでなく精神も奪っていくのです。
そんな困難な富士山の道のりですが、なんとここにもGoogleストリートビューが導入されています。前もって準備万端にしてから登るためにも、ぜひストリートビューで山道を確認してみてください。
富士山のGoogleストリートビュー撮影ルート
富士山はGoogleが特殊なプロジェクトとして、特設サイト上でストリートビューを紹介しています。当然行動を撮影しているストリートビューのように車で撮影するわけにはいきません。どのように撮影しているかの一端をこちらのサイトで垣間見ることができます。
このように背中に「トレッカー」と呼ばれるカメラを背負って人力で撮影を行っています。この撮影方法は自動車や押し車などでは入っていけないような場所を撮影するのに適したもので、日本ではこの他にも軍艦島などが「トレッカー」によって撮影されています。下の動画で実際にどういった風に撮影しているのかをご覧いただけます。
いざ撮影 〜富士のストリートビューを見てみよう〜
ご覧いただいたように富士山のストリートビューは人が登山しながら撮影しています。細い道や、複雑な道も、人一人の利点を生かしてしっかり残しています。ここからは実際に富士山のGoogleストリートビューを見ていただきましょう。
↓↓画像の上でクリック＆ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓
富士山の麓
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山頂までの道のり・少し動かすと目下に絶景が広がります
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過酷な道のり・非常に急な傾斜
↓↓画像の上でクリック＆ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓
山頂・雲を眼下に臨めるほどの標高です
ここで紹介したストリートビューは、富士山を撮影しているもののほんの少しです。まだまだ絶景は数多くあり、見ているだけで飽きることなく時間が過ぎてしまいますね。富士山に挑んでみたいと考えている人は、ぜひともまずストリートビューで登頂に臨んでみてください！
まとめ
いかがでしたか？これまでの「どうやって撮影しているの？」では海外の景色をお届けしましたが、今回は日本にある特殊プロジェクトをお贈りしました。富士山は活火山であり、いつか噴火とともに形が崩れてしまうという可能性もゼロではありません。その時にこうしてストリートビューが資料として残っているといつでも誰でも、日本の象徴である富士山を楽しむことができますよね。
それでは、また次のバーチャルツアーでお会いしましょう！
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