話題沸騰!360度VR動画がライブ配信できるカメラ・プラットフォームまとめ

筆者:手島 理志

最近TwitterやFacebookを見ていると、「LIVE」と書かれた360度VR動画が配信されているのを見かけるようになりました。『360度VR動画」をリアルタイムでライブ配信するための機材や、公開するためのプラットフォームが増えてきています。今回は、注目度が高い上により正確な情報を伝えることができる『360度VR動画』を、リアルタイムでライブ配信するための方法や公開場所について説明します。

360度VR動画のライブ配信について

『360度VR動画』でのライブ配信は、伝えたい情報や届けたい景色を、時間差なく同時に提供することのできるサービスです。活用する企業やイベントが増えているので、VR360度でのライブ配信を我々が見かけることもますます多くなってきています。
 
元々多くのSNSが360度画像・動画に対応していましたが、最近では続々とライブ配信の対応も始めています。今までならその場にいなければ感じることが出来なかった熱気や空気感を、まさに同じタイミングで「そこに参加している」かのような体験ができるのはとても魅力ですよね。これによって、距離や時間が理由で参加を諦める必要がなくなるのではないでしょうか。
 
さてここからは、そんな便利な360度VR動画のライブ配信について、撮影に必要な機材から手順、公開プラットフォームまでご紹介します。

360度VR動画のライブ配信が可能なカメラ

360度撮影の可能なカメラはライブ配信にも対応していることが多く、今回紹介する4つのカメラも360度カメラの中でもポピュラーなものばかりです。では早速紹介します。

THETA S

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(画像参照元:THETA
 
まず紹介するカメラは、360度カメラのもっともベーシックな一つと言っても過言ではないリコー社の「THETA S」です。高画質かつ、スマートフォンとの連携で非常に簡単に360写真・動画を撮影することのできるこのカメラも、パソコンと有線接続することでライブ配信に対応しています。

Gear360

無題のプレゼンテーション (22)
(画像参照元:Gear360
 
次に紹介するのはサムスン・Galaxyの360度カメラ「Gear360」です。上の画像のものは2017年モデルとなっており、このモデルのものからライブ配信に対応し始めました。前モデルから比べると軽量化され、また高画質の4Kでの動画撮影も行えるようになっています。また今まではGalaxyのスマートフォンでしか操作が行えませんでしたが、iPhoneでも操作できるようになりました。

Insta360 Nano

無題のプレゼンテーション (23)
(画像参照元:Insta360 Nano
 
次に紹介する「Insta360 Nano」は、iPhoneに最適化された360°カメラです。iPhoneに直接挿して360度撮影を行うことができ、上記で紹介したTHETAやGear 360での撮影月可能ですが、対応しyori@G7やTHETAのwifiでスマートフォンをつなぐ必要なく、iPhoneでそのままSNS等にシェアすることができます。ライブ配信にも対応しており、気軽に撮影・配信が可能になっています。

Insta360 Air

無題のプレゼンテーション (24)
(画像参照元:Insta360 Air
 
最後に紹介する「Insta360 Air」はAndroidスマートフォンに装着する360度カメラです。「Insta360 Nano」と非常に似た性能と使い勝手となっており、マイクロUSBとUSB Cタイプの2種類のコネクタに対応しています。小さな球体のカメラで、こちらもまた「Insta360 Nano」と同じくライブ配信に対応しています。

360度VR動画のライブ配信が可能なプラットフォーム

360動画のライブ配信ができるカメラの次は、撮影した動画を公開できるプラットフォームを紹介します。

YouTube

動画配信サイトのYouTubeでは360動画のライブ配信に対応しています。360度VR動画の配信にもいち早く対応したYouTubeは、見る方向によって聞こえてくる音声の変わる「VR音響」とともにライブ配信に対応しており、この二つの機能を活用して音楽のライブ映像などを配信するなどしています。
 
「VR音響」参考記事▶︎「VR音響ってなに?」聴覚から始まる没入感

Facebook

企業のページなどを作成することのできるSNS「Facebook」でも2016年12月より誰でも360動画のライブ配信ができるようになりました。対応しているカメラは上述した「Gear360」や「Insta360」などが含まれており、誰でも簡単にライブ配信を行うことができます。企業のページで360度のライブ配信を行い、自社のイベントや発表会などをFacebook上で公開する例が増えてきています。

Twitter

皆さんご存知の「Twitter」でも2016年12月末に360度VR動画ライブ配信の対応を開始しています。ただこちらは2017年6月現在、選ばれた人気のあるユーザーのみが行える設定になっており、一般向けにサービスを公開するのはもうしばらく後になるようです。対応しているカメラは「Insta360 Nano」で、「Periscope」というアプリを通してライブ配信を行うことができます。

まとめ

以上が360度VR動画ライブ配信に対応しているカメラとプラットフォームです。上述したカメラの他にもプロ仕様のカメラなども対応しており、プロの360度VR動画クリエイターも高度な動画を制作することが可能です。何かイベントや発表会を行うときには、その場にいるかのような雰囲気や熱気をリアルタイムで伝えられる360度VR動画のライブ配信を選択してみるのはいかがですか?

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