【統計・市場調査まとめ】VRの認知度・利用実態

筆者: 編集部

統計から見る「VRの認知度・利用実態」

この記事では、調査会社や企業の発表しているVRの認知度・利用実態についてまとめています。

VRの認知度と体験の感想:FRI

■ レポート:VRの認知度と体験の感想
■ 調査期間:2016年12月
■ 調査対象:全国の小学生~69歳の男女
■ 調査人数:11,646人

 
VR体験の感想はポジティブなものが23%、ネガティブなものが15%。
 
「VRヘッドマウントディスプレイ」について知っていると答えた人は全体で45%。性別では男性で57%、女性で33%となりました。また若年層ほど認知度が高くなっており、特に男子高校生~20代男性の認知率は70%以上もある結果になっています。
実際にヘッドマウントディスプレイでのVR体験をしたことがあると答えた人は全体の6.7%となっており、認知度に比べて非常に低くなっています。また体験した人の感想は、23%が「感動した」「リアルで驚いた」「楽しかった」など好意的な感想であるのに対し、15%は「酔った」「重い」「不安」などネガティブな感想となっています。

VRに関する意識調査:MMD総研調査

■ レポート:VRに関する意識調査
■ 調査期間:2016年4月22日~4月27日
■ 調査対象:15歳以上59歳以下の男女
■ 調査人数:2,204人

 
認知度は4割を超えているにも関わらず、購入・申し込みに至った割合は3.7%と非常に低い
 
全体のVRデバイスの認知度は45.4%となっており、デバイスで認知されているものは「PS VR」「Galaxy Gear VR」「Oculus Rift」が上位を占めました。ただ実際に購入・申し込みに至ったのは3.7%と非常に低くなっており、認知と購入の間には差があることがわかります。
VRでイメージすることとして「まるでその場にいるような体験ができる」と答えた人が39.2%と最多で、VRで体験してみたいことは「臨場感のある3Dゲームの体験」「車や飛行機などを運転する体験」といった答えが上位を占めました。
 

1-3. VRの認知度とヘッドマウントディスプレイの購入意欲:株式会社ビデオリサーチインタラクティブ

■ レポート:VRの認知度とヘッドマウントディスプレイの購入意欲
■ 調査期間:2016年9月17日~9月19日
■ 調査対象:15~69歳のPCインターネットユーザー
■ 調査人数:20,765人

 
2人に1人がVRを認知しているにものの、ヘッドマウントディスプレイの購入意欲は低い
 
VRの認知度・購入意欲について調査したこちらのデータでは、VRの内容まで詳しく知っている人が8.8%、少しは知っている・言葉だけなら知っているとした人は57.8%になりました。その後、VRについての説明を加えた上でVRへの関心を聞いたところ、32.3%の人が関心があると答え、55.2%が関心がないと答えています。
またヘッドマウントディスプレイについて購入意欲があると答えた人の割合は17.4%となっており、男女別で見ると男性(24.4%)・女性(10.6%)と差があり、年代別では男女ともに若年層ほど購入意欲が高いことがわかりました。

ARとVRに関する一般消費者の利用実態:MM総研

■ レポート:ARとVRに関する一般消費者の利用実態
■ 調査期間:2016年11月
■ 調査対象:15~69歳の男性・女性
■ 調査人数:2,815人

 
VRとARの認知度では、VRの方が約17%高い結果に
 
認知度はARが30.9%であるのに対してVRが47.5%となっており、VRの方が17%近く高いという結果になりました。加えてVRヘッドマウントディスプレイの所有状況を確認したところ、所有率は3.4%で、購入を検討している人は8%でした。
2016年度コンテンツ国内市場規模はAR 59億円・VR 27億円、VR ヘッドマウントディスプレイは55億円の見通しとなっており、今後も右肩上がりで増大していくことが予想されています。

VR / ARのデバイスの認知率:Nielsen

■ レポート:VR / ARのデバイスの認知率
■ 調査期間:2016年
■ 調査対象:ゲーマーと自認する米国人10代以降
■ 調査人数:2,000人

 
アメリカのゲーマーでさえVR / ARデバイスの認知度は低い
 
ゲーマーと自認する米国人の中で、AR(拡張現実)またはVRのデバイスを一つでも知っている人は、37%にしかならないことがわかりました。その中で認知されているデバイスは「Oculus Rift」が22%、「PS VR」が14%、「HTC Vive」が6%とそれぞれ上位を占めました。
VRに興味を示した人は若年層が多く、平均年収のうち月20ドル前後をゲームに使う人たちでした。若い頃からデジタル環境に馴染んだ世代のVR / ARデバイス認知度は47%ともっとも高くなっています。
 
 
 
【作成日:2017年6月9日】

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