イベントなどで使用されることの多かったVRですが、現在ではVR専用のエンターテインメント施設ができたり、自宅でできるVR機器が続々と登場しています。VRゲームに熱中する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。VRに問わず、ゲームを堪能するためには、ストレスのない操作性が求められます。
今回は、より快適にVRゲームを楽しむことのできるコントローラーをデバイス別、用途別、また注目のコントローラーをご紹介します。より快適な操作でVRゲームを楽しみたい方、スマートフォンでもゲーム機でプレイするような感覚を味わいたい方は、こちらの記事を読んでお持ちのVRデバイスに合ったコントローラーを見つけてください。
ハイエンド機種対応コントローラー
それでは早速、コントローラーのご紹介をしていきます。まずはハイエンド機種に対応したものを、機種別にまとめます。
Oculus Rift
Oculus Touch
(画像引用元:Oculus)
コントローラー名:Oculus Touch
メーカー名:Oculus
対応機種:Oculus Rift
メーカー希望価格:¥12,800(税込)
「Oculus Touch」は左右一組のワイヤレスコントローラーです。2016年1〜3月中に予約を開始する予定でしたが、使い勝手や信頼性をより高くするため延期を重ね、2016年12月に販売されました。一部の指の開閉もトラッキングできるのが特徴です。
ワイヤレスでストレスフリーなことに加え、非常にシンプルな形状のため直感的で自然な使用感が得られます。複雑な操作もなく感覚的にプレイを楽しむことができるで、心置きなくゲームに没頭することができます。
現実世界に近い感覚で操作をしたい方にオススメです。
HTC Vive
VIVEコントローラー
(画像引用元:VIVE)
コントローラー名:Viveコントローラー
メーカー名:HTC
対応機種:HTC Vive
メーカー希望価格:¥16,000(税込)
こちらの「Viveコントローラー」も左右一組のワイヤレスコントローラーです。HTC Viveに搭載されている「Lighthouse」というHTCトラッキング・システムにより、プレイヤーの動きを感知できる範囲(ルームスケール)内で複数人でのプレイできるという特徴があります。HTC Viveとセットになっていますが、2016年末からコントローラーの追加購入が可能になりました。
軽くワイヤレスであるコントローラーと、広範囲のルームスケールが特徴の「HTC Vive」が組み合わさることでプレイヤーの自由度はぐんと上がります。また「HTC Vive」でのVR体験では、他の機種に比べ広範囲に渡って正確なトラッキングが可能です。
没入感を妨げられず、動き回ってプレイをしたい方にオススメです。
VIVEトラッカー
(画像引用元:VIVE)
コントローラー名:Viveトラッカー
メーカー名:HTC
対応機種:HTC Vive
メーカー希望価格:¥12,500(税込)
こちらの「Viveトラッカー」はグローブやバットなど物に取り付けることで、様々な物をVR空間に取り込むことが可能です。取り付けた物体とVIVEシステムをワイヤレスで途切れることなく接続するというのが特徴です。
VRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」でも使用されていて、釣りのゲームなら釣竿に、カーレースのゲームならハンドルに取り付けることで、快適でリアルなゲーム体験が実現します。
より現実に近い状況でプレイに没頭したい方にオススメです。
PlayStation VR
PlayStationMove モーションコントローラー
(画像引用元:PlayStation)
コントローラー名:PlayStationMove モーションコントローラー
メーカー名:SONY
対応機種:PlayStation4
メーカー希望価格:¥4,980(税抜)
「PlayStationMove モーションコントローラー」は、直感的な操作でよりリアルな体験ができます。PlayStationCameraとの組み合わせることで、プレイヤーの手の動きを精確に認識するのが特徴です。
コントローラー自体の形状、そして振って操作するとで、ゲームの世界に深く入り込むことができます。体の動きにより高いリアリティを体感しながら、シンプルな操作でゲームの世界に没入することができます。
まるで本当に武器を振るっているような感覚を求める方にオススメです。
PlayStationVR シューティングコントローラー
(画像引用元:PlayStation )
コントローラー名:PlayStationVR シューティングコントローラー
メーカー名:SONY
対応機種:PlayStation4
メーカー希望価格:¥5,980(税抜)
「PlayStationVR シューティングコントローラー」はコントローラーの持ち方や、狙いを定めている場所がそのままゲームに反映されるという特徴があります。「PlayStationVR シューティングコントローラー」に対応するソフトウェアが必要となります。
形状が武器型なので、プレイ中の没入感が高まります。また、従来のコントローラに比べ照準を合わせるなどの操作が簡単です。
シューティングゲームに慣れている人だけでなく、シューティングゲー
ムが苦手な方も、白熱した戦いを楽しむことができます。
スマートフォン対応コントローラー
次はスマートフォンでのVR体験で使用できるコントローラーをご紹介します。こちらも、機種別に特徴やオススメのポイントをまとめます。
Daydream View
Daydream Viewコントローラー
(画像引用元:Daydream)
コントローラー名:Daydream Viewコントローラー
メーカー名:Google
対応機種:Daydream View
メーカー希望価格:79ドル(約¥8,000)
「Daydream Viewコントローラー」は、スマートフォンとはBluetoothで接続します。スマートセンサーを搭載し、スムーズなトラッキングと動きを実現しました。また、USB Type-Cで充電して使用するのも特徴の一つです。現在はDaydream Viewとのセット販売のみとなっています。
センサーを搭載したことで、Cardboardでは対応できなかった、「VR内の物をタッチする」「つかんで投げる」などの操作が可能になりました。「Daydream Viewのセットにおいて、メインとなるのはコントローラーだ」という声が上がるほど満足度の高いコントローラーです。
スーマトフォンで質の高いプレイを楽しみたい方にオススメです。
Gear VR
Gear VR専用コントローラー
(画像引用元:Galaxy )
コントローラー名:Gear VRコントローラー
メーカー名:Samsung
対応機種:Gear VR
メーカー希望価格:39ドル(約¥4,000)
「Gear VRコントローラー」の特徴は、タッチパッドとトリガーボタンが付いていることです。Gear VRとのセット販売の他、コントローラーのみの販売もされています。
Gear VRとのセット販売は新型のみとなりますが、旧型のGear VRにも対応しています。特徴であるタッチパッドとトリガーボタンにより、プレイ中の自由度がぐんと上がります。
Gear VRをお持ちの方、Galaxyのスマートホンをお持ちの方にオススメです。
注目の新型コントローラー
最後に、販売前の注目すべき新型のコントローラーを2つご紹介します。
Finch Shift
(画像引用元:Finch)
コントローラー名:Finch Shift
メーカー名:Finch
メーカー希望価格:179ドル(約¥20,000)
「Finch Shift」の最大の特徴は、外部カメラやワイヤを必要としない点です。現在は予約販売を受け付けている段階で、一般向けには「FinchのKickstarterキャンペーン」が終了した後の2017年後半に提供を予定していると発表がありました。
メーカーによると、「Oculus」と「HTC Vive」のモーションコントローラの機能に匹敵するとしています。「Gear VR」「Google CardBoard」など「Google play」アプリに対応したデバイスと使うことができます。
Finch Hands
コントローラー名:Finch Hands
メーカー名:Finch
メーカー希望価格:238ドル(約¥26,000)
「Finch Hands」は、親指、人差し指、そして中指にはめるリングから指の動きをトラッキングするという特徴を持ちます。人差し指のリングにはタッチパッドが実装されています。消費者版は2017年下半期に公開される予定です。
また「Finch Hands」は、「Gear VR」「Google CardBoard」「Google Daydream View」といったモバイル型のデバイスだけでなく、「Oculus Rift」と「HTC Vive」にも対応しています。外部トラッキングカメラが不要なので、「HTC Vive」でプレイする時のように、コントローラーの使用範囲を気にせず使うことができます。
まとめ
今回は、VRゲームを楽しむことのできるコントローラーをご紹介しました。使うコントローラーによって、プレイした時の感覚は全く違ってきます。コントローラーは、どれも対応するHMDの特性を活かすよう作られています。この記事を参考に、ご自身の求めるプレイ体験やお持ちのデバイスに合わせてコントローラーを選んでください。