6月21日~23日に開催されている「3D&バーチャルリアリティ展」に、初日の6月21日に早速行ってきました!その中からVRに関連する出展をしている20社とそのサービスを、速報でご紹介します。
本記事の内容
「3D&バーチャルリアリティ展」とは?
3D&バーチャル リアリティ展(IVR)は、最先端の3D技術や超高精細の映像技術が一堂に出展し、その場で体験ができる専門技術展です。毎年、製造業、アミューズメント業をはじめ、放送局や映像製作会社、コンテンツ制作会社、通信事業者、官公庁、大学・研究機関など幅広い分野の方々が多数来場し、出展企業と活発な商談を行っています。
2. 3D&バーチャルリアリティ展に出展しているVR関連企業20社
「3D&バーチャルリアリティ展」に初日の21日に出展している企業49社のうち、VRをビジネスに活用しているサービス、もしくはVRに関連するサービスを行っている企業20社をご紹介します。
旭エレクトロニクス
技術・技能のサービス産業を目指している旭エレクトロニクスは顧客のニーズに応えることを常に考え続け、自社開発製品「VirDSE」(設計支援ソフトウェア)を展示しています。
・設計・デザイン・製造・販売をデジタル評価・検証するトータルソリューション「VirDSE(バーズ)」を提供
・VRでコストをかけずに塗装の練習ができる「塗装技能訓練システム」の体験が可能
・設計やデザインだけではなく、訓練や教育の部分でも技術提供も可能
公式サイト:旭エレクトロニクス
プロノハーツ
「プロフェッショナルの心と志を持って、皆様から「ありがとう」と言われる企業を目指す」という会社理念を掲げ、「improov3」と「prono DR」を展示しています。
・製造業コミュニケーションツール「improov3」を紹介
・製品の実寸大のレビュー、断面図のチェックや課題の共有などが可視化され、簡単に情報の取得が可能
・製造業向けの3次元デザインレビューアプリケーション「prono DR」を紹介
公式サイト:プロノハーツ
マーズ
マーズは設計・製作・開発をする企業として、顧客の課題をVRで解決できるように製品を提供しています。
・VRの技術を使ってクライアントの課題を解決する事業を展開し、ブース内では過去の制作事例が体験可能
・自動車関連から住宅リフォーム、不動産案内、社員教育や医療研修などにもVRを使ってソリューションを提供
・上海の企業であるという強みを活かし、比較的安価でVRのコンテンツを開発
公式サイト:Ultron VR
vivace next
編集プロダクションを行っていたノウハウを活かして企画からプロモーションまでワンストップで行う「vivace next」が取り組んでいるVR事業について説明しています。
・企画の段階からコンサルティングを行い、撮影・製作・プロモーションまでワンストップで行う
・オリジナルデザインのヘッドマウントディスプレイを製作し、様々なヘッドマウントディスプレイでVR体験が可能
公式サイト:vivace next
Too
「ピリオドの前にあるものを越え常に挑戦する」という意味が込められている「.Too」は、簡単にVRコンテンツを作成することのできる「インスタVR」を展示しています。
・Webブラウザで簡単にVRコンテンツを編集/加工できる「インスタVR」を提供
・ヘッドマウントディスプレイやスマートフォン・Webページに対応しているコンテンツが制作可能
公式サイト:Too
日本イーエスアイ
「日本イーエスアイ」は世界40ヶ国以上に拠点を持つグローバル企業として、世界各国において 物理的なプロトタイプに替わる革新的な製造プロセスと、正しく迅速な意思決定をサポートし、ものづくりに最適な環境を提唱しています。
・産業用のVRを提供しており、製品のシミュレーションなどに活用できるコンテンツを制作
・VR内でコストをかけずに製品のチェックを行い、発見した課題を実際の製品開発に反映することが可能
・製品設計の初期段階で検証することができるので、迅速かつ低コストで修正を加えられるのが利点
公式サイト:日本イーエスアイ
TsZ
「TsZ」は実写かつモバイルでのVRコンテンツにこだわっており、ユーザーのニーズに応えてさまざまな配信方法を行っています。
・実写のVRコンテンツを制作する「CompoVR」というサービスを提供
・撮影から配信、アプリケーションへ落とし込むところまで一環して対応
・4Kのストリーミング配信や、複数のコンテンツをグループ化するパッケージ配信など
公式サイト:TsZ
アスク
株式会社アスクは目的に応じたソリューションとサービスを提供する総合商社で、主に米国、ヨーロッパ、台湾、韓国などの最先端かつユニークな製品を顧客に紹介・提供しています。
・遠隔地からでも多数が参加できるVR空間を提供するツール「CAVRNUS VR」を紹介
・VR空間でのコミュニケーションで、低コストかつ距離を気にせず製品のシミュレーションの実施可能
公式サイト:アスク
ケイ・アイ・テック
ケイ・アイ・テックはインターネットでの利用を考慮した創造的、独創的な製品開発を目指しており、今回もVRを用いたサービスを展示しています。
・「VR会社訪問」というサービスを提供
・企業に興味を持った学生が時間や距離に関係なくリアルな雰囲気を体感可能
公式サイト:ケイ・アイ・テック
シェルバ
シェルバはデジタルとフィジカルの融合という観点から、VRを使ってさまざまな独創的なコンテンツを生んでいます。
・3DVRコンテンツ制作などを行っているシェルバは、「VR×IoT」をテーマにデジタルとフィジカルを融合を実現
・ブースではランニングマシンなどの速度、振動などとも融合したコンテンツを体験可能
・この技術やノウハウで、医療分野や社内トレーニング・安全教育にも利用できるコンテンツを制作
公式サイト:シェルバ
積木製作
「想像の翼を広げる。」という思いを持って、頭に描いているイメージを形にするのが積木製作の考えている理念です。
・「安全体感VRトレーニング」「施工管理者向けのトレーニングコンテンツ」のブースを出展
・「VRでなくてはできないこと」をテーマに、困難な状況や危機的状況をヴァーチャルで体験を提供
公式サイト:積木製作
クレッセント
クレッセントはイメージエンジニアリングのプロフェッショナル集団として、VRを含むさまざまな表現を行っています。
・多くのVR開発を行っており、さまざまな海外の先進技術を蓄積
・没入型ゲームの開発やイベント・コンサートの際に使用といった幅広い対応の仕方が可能
公式サイト:クレッセント
インフォマティクス
インフォマティクスは「情報を科学する」精神を大事にしながら、ARやVRを使ったサービスを打ち出しています。
・建築CADとAR・VRの融合を紹介
・ヘッドマウントディスプレイやHololensを使い、制作した映像を見ることができる「GyroEye」を提供
公式サイト:インフォマティクス
NSENSE
NSENSEは世界一の画像認識エンジンの’ARme(アルミ)’を用いて社会に貢献しようとしており、ユーザーにより良い生活と未来を提供するように最善を尽くします。
・マーカーレスARエンジン「ARme」を提供
・テキストや3D物体、ビデオ、静止画、オーディオなど多様なコンテンツと、ARターゲットの登録が可能
公式サイト:NSENSE
ゼンリン
ゼンリンは『知・時空間情報』の基盤となる各種情報を収集、管理し、住宅地図帳などの各種地図、地図データベース、コンテンツとして提供している会社です。今回も地図を活かしたさまざまなサービズを提供しています。
・地図会社である強みを生かした様々なサービスを提供
・モデルルームや窓から見える景色、現実にある街を舞台にしたゲーム、浸水シミュレーションなどを紹介
公式サイト:ゼンリン
日本バイナリー
日本バイナリー社は先端技術情報機器及び最新超精密測定機器を取り扱っている企業で、顧客のニーズに応えていち早く製品を用意・販売しています。
・3D CAD・CAE・CGモデルを、ファイル変換無しでVR環境に落とし込むことができる「TechViz」を紹介
・モデル検証のためのツール部品の表示、移動、距離角度計測ができるツール
公式サイト:日本バイナリー
アートクラフト
アートクラフトは営業支援ツールの一つとして実写のVRコンテンツを制作・提供しており、プロモーションや広告に使うことを主な目的としています。店舗紹介や社内紹介などさまざまな場所で活躍するコンテンツです。
・実写のVRコンテンツを制作し、目的や予算に合わせたコンテンツを提供
・用途の提案や効果的な使い方などの企画も行い、不動産などへの導入実績あり
公式サイト:アートクラフト
インタラクティブブレインズ
インタラクティブブレインズは何よりも「双方向的なコミュニケーション」を大事にしており、スマートデバイスを通じ、生活をより楽しく、より賢く便利に。それを実現するための存在でありたいと願っています。
・VR空間内で体験をコミュニケーションできるサービスを提供
・装置をつけずに出演者の動きが反映される仕組みを開発。ライブストリーミングも可能
公式サイト:インタラクティブブレインズ
ケーシーシー商会
ケーシーシー商会はモザイク式監視盤や配線表示材、LED表示装置の製造販売から、海外製の防振・衝撃吸収材、電気プラグ等の提供まで行っており、その一環として3Dホログラムでのプロモーションや広告を開始しています。
・3Dホログラムでのプロモーションや自社製品の宣伝を行うことのできるサービスを提供
・ディスプレイのプロとして培っているノウハウを用いて3Dホログラムを活用する
公式サイト:ケーシーシー商会
オートデスク
オートデスクは、3D技術を使ったデザイン・設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェアのリーディング企業です。さまざまな3Dソフトウェアを配信しており、それらは世界的にも使われているものばかりです。
・クラウドを利用し、エコシステムを構築するためのクラウドプラットフォームの「Autodesk Forge」を提供
・ビューアー機能として、VRも利用可能
公式サイト:オートデスク
まとめ
このようにVRはさまざまな活用方法でビジネスに利用されています。新しい可能性を持っている技術ですので、さらに幅広い使い方が今後も生まれてくる事は間違いありません。今後もビジネスに活用されているVRの情報は積極的に発信し続けていきます。