VRオープンキャンパスで、距離や時間に縛られない自由な大学紹介が可能に!

筆者: 編集部

近年、大学は志願者数の減少という課題にぶつかっています。さらに、2018年を目処に18歳以下の人口が減少期に入る「2018年問題」突入により多くの大学がキャンパス閉鎖や定員割れなどの危機に直面すると言われています。

志願者のおよそ90%はオープンキャンパスへ参加していると言われており、大学としてもより学生に魅力が伝わるようオープンキャンパスに様々な工夫を凝らしますが、そういった学生はそもそも入学に対して前向きなケースが多いでしょう。その点では、志願者確保のために重要なのは、オープンキャンパスに行くほどの興味はまだ持てていない学生層にどう魅力を伝えるかだとと言えます。

そこで、実際に足を運んでもらわなくてもオープンキャンパスに参加したように大学の雰囲気を味わってもらえるようにと、VRを活用したオープンキャンパスを展開する大学が増えてきています。今回は、導入事例の中でも、比較的導入が容易なものを中心にご紹介していきます。

VRは入学志願者獲得にどう寄与するか

具体的な事例を見る前に、入学志願者の獲得を考える上でVRというソリューションに何を期待すればいいのでしょうか。重要な活用効果をいくつか見ていきたいと思います。

“より深く”大学の雰囲気を体験してもらう

大学施設はもちろん、行事の様子や周辺地域を360度で撮影すれば、そのコンテンツをVRゴーグルで見ることによってどんな場所にいても実際に大学に足を運んだかのような体験をしてもらうことができます。例えば説明会やOB訪問にツールとして持ち運ぶことによって、オープンキャンパスに参加しなくても学生に対して大学のリアルな雰囲気をいつでも伝えることができます。

“幅広く”大学のリアルを訴求する

撮影した360度コンテンツは、WEBサイト上に組みこんだりWeb広告として扱うこともできます。WEBで情報で集め入学先を検討をする近年の学生へも、通常の写真や動画とは比べ物にならないほどの臨場感で大学の様子を伝えることができます。また、話題性抜群のVRを扱うことによって、事例がメディアに紹介されるケースも増えてきており、より多くの学生へリーチできる可能性を秘めています。

大学×VR活用事例

それでは、実際の事例を見ていきましょう。

大学×VR|神奈川工科大学「進路相談会での導入」


神奈川工科大学は、全国21都道府県の進学相談会でVRゴーグルを使ってバーチャルキャンパスツアーを行っています。実際にVRゴーグルで映像を見てもらいながら、進学アドバイザーがキャンパスの説明をしており、スクリーンに映像を映し出すことで、VRゴーグルを装着していない人も一緒に説明を受けることができるシステムを採用しています。

この企画の中で大学側は、実際に進路相談会を運営する進学アドバイザーがVR機材を扱いながら説明することができるかどうかという課題があったものの、マニュアル化を行うことでスムーズな運営を行うことができ、全国での導入を可能にしました。この取り組みはWebや紙面の多くの媒体にも掲載され、非常に注目を浴びた事例です。

大学×VR|千葉商科大学「Webサイトでの導入」

↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360度コンテンツが楽しめます↓↓

※スマートフォンでご覧になる場合は、YouTubeアプリで再生すると360度動画がお楽しみいただけます

千葉商科大学では、大学のWebサイト上で「キャンパスツアー360°」を公開しています。学食・図書館・異文化体験室・放送スタジオなどの施設内を紹介しており、施設内を学生スタッフが説明しながら、ぐるっと360度で施設の様子を見渡すことができます。

まるで実際にオープンキャンパスに訪れているかのような感覚でWeb上で手軽にオープンキャンパスを体験できるので、遠方の学生にも興味を持ってもらえ、実際に大学に訪れる際も事前に大学の雰囲気を体験することができることは学生や保護者にとっても大きなメリットと言えるでしょう。

ちょっと気になる方はこちらから!

いかがでしたでしょうか。オープンキャンパスのようにリアルを知りたいという欲求が働く場面とVRはとても相性が良く、VRブームも相まって導入事例は数多く出てきています。
ご紹介した事例のようなVRの活用に興味がある方は、下記のフォームからご相談いただけますので、Wrap編集部にお気軽にお問い合わせください。

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